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~永田会計スタッフブログ~: 「10年後、君に仕事はあるのか?」

2017年7月3日月曜日

「10年後、君に仕事はあるのか?」

永田会計 社員ご長寿ベスト3に入る中川です。( ̄▽ ̄)
高校2年生の娘は、家庭学習の習慣がほとんどなく、先月の中間テストの数学は赤点ギリギリでした。
何かせねばと、塾に入れてもらっていますが、先日塾に行き、予定の時間になっても帰って
こないので、お尋ねすると、対応してくださった塾の校長先生が、「面談中ですが、勉強は
したくない、でも大学には行きたいと訳の分からないことを言って、長引いています」と
教えてくださいました。誠に申し訳なく恐縮しきりでしたが、爆笑してしまいました。

塾での面談では、将来の夢・目標を聞かれますが、これはなかなか難しい話で、また、これ
からの10年で世界は激変するといわれ、AIにより今ある仕事の半分近くはなくなるだろうという不確かな時代に、親としてどのようなサポートをすればいいのか、私にはまったくつかめていません。

元リクルート社フェローで、現在、奈良県の高校の校長をされている藤原和博さんは、著書
のなかで、「ネットワークが広がれば広がるほど、AIが高度化すればするほど、人間は人間じゃなきゃできない仕事をするようになり、人間本来の智恵と力が生きてくるだろう」と書かれています。

学校の先生の仕事を例にされ、「学校で先生から習っている知識の大半がネット上でタダで
学べてしまう時代になっても、その前に立つ先生の仕事はなくならない。子どもたちを動機
づけたり、ときには叱ったり、背中を押したり、勇気づけたり・・・そうした人間にしかできない仕事がますます大事になってくる」
と述べられています。

教えるマシンとしていかにロボットが完璧になったとしても、ロボットには学ぶ喜びを教えることはできない、と。

子どもって、教えてる大人というよりも、学んでる大人から多くを学ぶものだから、先生たちの「学ぶのが好き!」というオーラが、波動のように子どもたちに共振していく。「学ぶのが好き!」というオーラは、グーグルには出せない。
そう述べられています。

だから、よく保護者や地域社会の大人たちに「教育は伝染・感染なんです。何かを無理やり
教えようとしなくてもいいから、自ら学ぶ姿を見せてやってください。じつは、大人の学んでいる姿こそが、子どもにとって最高の教材なんですよ」と、メッセージを伝えられているそうです。

高校生の娘が勉強しないのは、オーラを出していない私のせい・・・?( ̄  ̄;