こんにちは!MS第1課の課長を務めている山田です。
今回で2回目のブログです。
今回は、会計事務所らしく数値を使って遊んでみたいと思います。
商売をする上で、最も気になる儲け(粗利)。
次の商品を1割上げ下げすることでどうなるでしょうか?
株式会社 山田商事は、製品Aを単価1,000円、原価700円で年間10万個売っています。
売上 @1,000円×100,000個=100,000,000円
原価 @700円×100,000個= 70,000,000円
粗利 30,000,000円
① 製品Aを、1割引きで販売した結果、販売数量が1割増えました。
売上 @900円×110,000個= 99,000,000円
原価 @700円×110,000個= 77,000,000円
粗利 22,000,000円
② 製品Aを、1割値上げして販売した結果、販売数量が1割減少しました。
売上 @1100円×90,000個= 99,000,000円
原価 @700円×90,000個= 63,000,000円
粗利 36,000,000円
こうして見ると、強気に値上げして販売したほうが、個数が減っても、粗利は増える結果となりました。
面白いものですね! 実際に数値化して比べてみると。
ちなみに、1割引きで販売して、当初の粗利 30,000,000円を維持するためには、何個売ればよいでしょうか?
売価 900円、原価700円、粗利200円ですので、粗利率は22.222・・・% となります。
30,000,000円÷22.222222%=135,000,000円 ←必要売上高
135,000,000円÷900円= 150,000個 ←必要売上個数
ナ・ナ・ナント!!たった1割下げて販売しただけで、1.5倍売らなければ、粗利は維持出来ないという結果になりました。
オドロキですね!!
今回は原価をそのままで計算しましたが、当然、原価を下げる努力も実際には必要になりますが・・・
安易な安売りでは、効果を生まないかもしれませんね!!
思い切った値上げ、それに伴う付加価値の提供も必要だと思われます。
それでは、次回にご期待ください。