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~永田会計スタッフブログ~: 会者定離

2018年7月27日金曜日

会者定離


 こんにちは、今回のブログは4月に入社しました川嶋が担当させていただきます。
 入社して4ヶ月になろうとするに辺り、趣味である弓道をしていて考えることがあったので書かせていただこうと思います(他にネタがなかったのです)。
 先日、弓道場で弓を引いていると上段者の方から「会(かい)が甘いよ」とご指導を頂きました。会というのは射法八節(弓を引く際の一連の流れを八節に分けたもの)のうちの1つで会者定離(えしゃじょうり)という諺から名前の由来は来ています。皆さんが弓道と聞いて
イメージする弓を引き絞った状態と考えてもらうとわかりやすいかと思うのですがそれが、
甘い、手を抜いていると言われてしまった訳です。
 弓道とは精神力が重要なスポーツで、弓道している時以外に起こったことが影響を及ぼすことも多々あります(失恋などするとまず中らなくなります)、その為自分は指導を受けた際は技術的なこともそうですが生活面でも何かなかったか考えるようにしているのですが。そこで、今回は会が甘いと言われたので名前の由来である会者定離という諺と一緒に生活面を振り返ってみました。
 会者定離とは出会ったものとは必ず別れがある運命である、といったような意味ですが、
弓道では矢と重ね合わせ、引いてきた矢は必ず離れる定めにある、だからこそ一本一本大切に引きなさいといった意味を込め頭の文字である会を射法八節では当てはめています。ここで
自分は人との出会いを大切にできていなかったのではないかと考えました。振り返ってみると思い当たる節が多々ありました・・・。気が利かない、もっと明るく、誠実に振舞えただろうと思うことが多すぎて軽く自己嫌悪に陥りました。今自分が関わっている皆様ともいつかは、離れるときが来ます、だからこそ一人一人との出会いを大切にしていかないといけないと反省したのでした。
 ちなみに、会の後射法八節は離れ→残身と続きます。残身とは心身ともに姿勢を保ち矢の
中ったところを見つめる動作のことですが、この残身、よく残心と書かれることもあります。良い離れの後には自分にも、相手にも良い心が残るものです。そして良い離れの為には良い会が必要です。入社して4ヶ月、自分は良い出会いに恵まれました。後は良い心を残せるよう、この、そしてこれからの出会いに感謝してこれから頑張りたいと思います。